建替工事の為、従前敷地環境保全に努め、複合世代のプライバシー保護、尚動線の重複を極力おさえ開放的な平面計画とし、又、平屋建弱点の外観上圧迫感を敷地の盛土にて視点移動で和らげ、地場山間伐採を内外装に組み入れることで目に優しく、ちょっと贅沢な和風住宅としてみました。
居住性は、肥大小屋裏換気のための面戸板に防虫網を添付した穴を設け、床下には湿気と基礎クラック防止のため、吸湿・防虫性に富む木炭を敷き詰め、基礎と土台の間に防錆に優れたステンレス製スペンサーを3尺間に設ける事で常時通気を促進し、春夏秋冬の快適居住空間の改善を計りました。
又、老人同居の為バリアフリーにも重点を置き、本人が自活できる様極力床面段差を0にし、手摺・浴室内に座敷移動が可能な腰掛等を補助設備として設けた。